氏子崇敬者並びに御社殿造営協賛者の皆様には、常々ご高配をいただきまして、誠に有難く存じ上げます。
さて、伊佐須美神社では、平成二十年に御社殿を焼失してよりこの方、轡田勝暎宮司の下で、高さ三十二メートルにも及ぶ「天空にそびえ立つ神殿」と謳う御社殿御造営計画を進めてまいりました。
この御造営計画を先頭に立って牽引されていた轡田宮司が、平成二十七年十一月にご逝去になられたことを受け、宮司不在の中、責任役員会ではこの御造営計画の進捗状況を改めて精査し、今後如何に進めるべきか協議を続けてきました。
現在の状況は、率直なところ、御造営資金の募財が目標額より大きく不足し、この計画が神社本庁の承認も未だ得られていないということが次第に判明してまいりました。
漸く五月一日に私が宮司代務者に就任し伊佐須美神社の新しい体制が整いましたので、正式に責任役員会を開催して、慎重に協議を重ね、次のように決議しました。
この責任役員会での議決に従いまして、今後は早急に新しい御社殿造営の詳細な計画書を作成し、皆様方にご報告の上で、新社殿建設を実施させていただく所存でございます。
何卒ご了承賜りたくお願い申し上げます。
尚、新たなる御造営計画立案に関し、ご意見等がございましたならば、忌憚なくお聞かせいただきたく重ねてお願い申し上げます。
末筆ながら、氏子崇敬者並びに御社殿造営協賛者の皆様方が、伊佐須美大明神様の御神徳を拝受なされ、今後愈々ご発展いただきますよう御神前に祈願申し上げます。
平成二十八年六月吉日
伊佐須美神社
宮司代務者 沼澤文彦
責任役員一同