品 種:アイヅウスズミ
推定樹齢:約120年(現存木最大)
指 定:福島県緑の文化財・会津美里町天然記念物
見 頃:4月中旬以降
『新編会津風土記』に「遷宮の頃よりありし神木なり云々」とあり、欽明天皇13年(552)に当社が現在地へ遷座された時より当社第一の御神木として伝わり、会津五桜の一つにも数えられています。
古来より、門外不出の一本桜として他に同じ品種が無く、学名をアイヅウスズミと命名されています。
その特徴として、一枝に八重と一重が混在し、花色は薄墨を含んだ白色から徐々に紅色に変わり、古くなった幹は自ずと腐り落ちるなどが挙げられます。
また、特筆すべきは周辺に満ちるその芳香で、古くより「香りの薄墨桜」と称され、第九代会津藩主松平容保公もその香りを「世の人の 心や深く 染(め)ぬらん うす墨桜 あかぬ色香に」と詠んでいます。
毎年4月29日には、この桜の開花を寿ぐ「花祝祭」が執り行われ、薄墨桜をはじめとする御神域の桜の花を入れて搗いた「花の餅」が参拝者へ振る舞われます。
品 種:エドヒガン
推定樹齢:300年(『緑の文化財』福島県総合緑化センターによる)
指 定:福島県緑の文化財
見 頃:4月上旬以降
当社の旧宮地である「高天原」にあり、古くは他の種蒔桜と同様、人々に農作の時期を報せていました。
品 種:フジ
推定樹齢:300年(『緑の文化財』福島県総合緑化センターによる)
指 定:福島県天然記念物・福島県緑の文化財
見 頃:5月中旬以降
県内有数のフジの巨木として珍しく、天に舞い昇る龍の姿になぞらえられる力強さが溢れます。
品 種:ヒノキ
推定樹齢:450年(伝承)
天正6(1571)年に帰省した天海大僧正が、母親の病気回復を祈願して植えられたと伝わり、幹回りは約5mあります。
※天海大僧正・・・現在の会津美里町に生まれたとされ、徳川家康より三代に亘り側近として仕え、没後に朝廷より慈眼大師の諡名を賜る。
品 種:ヤマモミジ
見 頃:紅葉11月中旬
二本の幹が一本の幹になる連理樹で、その樹姿と御祭神の御神徳を重ねて、縁結びの御神木として信仰されています。
指 定:福島県緑の文化財・会津美里町天然記念物
当社の社叢は、古来より立ち入ることが禁じられていたため、会津開拓以前の生態を表わす自然林が保たれ、植物学的・民俗学的に重要とされています。
ハルニレ、ケヤキ、キタコブシ等の巨樹をはじめ、アブラチャン、ニワトコ、チマキザサ等の低木、エンゴサク、ニリンソウ等の草花が自生しており、特にアオナラガシワが自生していることにこの杜最大の特徴があります。
見 頃:6月中旬以降
回遊式庭園として、現在170種のハナショウブをはじめアヤメやカキツバタが咲き競い、毎年6月15日~7月5日まで「あやめ祭り」が開催されます。 また、春はソメイヨシノをはじめとする桜、秋は隣接する殺生石稲荷神社の紅葉、冬は一面の雪景色など、季節ごとにその表情を変化させます。
あやめ苑のご案内御祭神 | 菅原道真公 |
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相殿神 | 伊勢神三座、八幡神、稲荷神五座、熊野神、三島神、鹿嶋神、宗像神、山神、聖神、天神、 天王、鹽竈神、幸神、石神、荒神二座、一王子、七五三王子、十二神、八乙女神、鬼渡神、叶神、軍神、権現、加武氣神 |
祭 日 |
三天神 1月25日(初天神) 2月25日(本天神・菅公祥月命日) 12月25日(終天神) 例 祭 6月25日(菅公御誕生日) 寄宮祭 9月29日(相殿神の祭り) |
伊佐須美天神と称される当社は、学問成就・出世開運の守護神として信仰を集め、特に、三天神すべてに参拝すると一年間月参りをしたのと同じ御利益がいただけると伝えられています。
また、相殿には31座の神々がお祀りされており、和歌の別称「三十一文字(みそひともじ)」にも通じて学問成就に縁起が良いとされ、また、あらゆる願い事をお聞き届けくださると信仰されています。
神牛は、菅原道真公の御使であり、これを三回なでると願い事が叶うとされ、「なでうし」ともいわれます。
御祭神 | 白山比咩神 |
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合殿神 | 琴平神社・三峯神社 |
祭 日 | 例祭 11月15日 |
護国山清龍寺境内より遷座され、夫婦円満の守護神として信仰されています。
御祭神 | 宇迦御魂之神 |
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祭 日 | 新年祭 1月1日 初午祭 2月初午の日 |
至徳2(1383)年、玄翁和尚により那須で砕かれた殺生石は、全国三か所の「高田」と名の付く土地に飛来したとされ、その一つが会津の高田(現・会津美里町)であると伝えられます。
その石の祟りは、度々雷を落として火災を起こし、神社の御手洗川である宮川を氾濫させると恐れられてきました。
天保12(1841)年に至り、この祟りを鎮めるために会津藩士三村八郎の発願により稲荷神と水神(あやめ苑内に鎮座)をお祀りされ、弘化5(1848)年に社殿が建立されました。
現在では、特に火伏の神として信仰され、初午日には「火伏塩」が授与されます。
御祭神 | 会津大国魂神 |
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祭 日 | 例 祭 5月15日 |
“会津の国魂”とは、会津の風土そのものであり、会津魂の根源たる伊佐須美大神のことであります。
遥か昔、大毘古命・建沼河別命父子に付き従い、伊佐須美大神を奉じて会津の山々を巡り会津の大地を開拓し繁栄に導いた祖先の御霊たちに報恩感謝の敬意を込めて“会津大国魂神”と尊称し、昭和58(1983)年にお祀りされました。 以来、土木・建築や交通安全、水利水運、農・工業の御神徳を仰ぎ、信仰されています。
御祭神 |
忠 魂 碑 神霊96柱(大沼郡・旧会津高田町における日清・日露戦役以来満州事変の戦没英霊) 英霊の碑 神霊750柱(旧会津高田町における日支事変以来大東亜戦争の戦没英霊) |
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祭 日 | 慰霊大祭 9月16日 |
忠魂碑は明治39年、英霊の碑は昭和50年に、郷土を守り平和の礎となった英霊たちを仰ぎ、感謝と慰霊の誠心を捧げんと建立されました。
御祭神 | 道主命 |
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祭 日 | 月次祭(毎月1日) |
交通安全の祈願所として、御神前にて交通安全祈願者の車輛清祓が行われます。
御祭神 | 水神 |
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祭 日 | 殺生石稲荷神社月次祭に併せて遥拝 |
宮川の氾濫を鎮めるために、殺生石稲荷神社とともにお祀りされました。
鎮座地 | 大沼郡会津美里町字高田甲2775番地 |
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御祭神 | 倭姫命 |
例祭日 |
宵宮祭 8月24日 例 祭 8月25日 |
かつて当社にお仕えしていた齋女が居住した地と伝わり、近くには、齋女たちが出仕の際に身支度を整えた御殿跡に建つと伝わる「化粧宮」と呼ばれる祠もあります。
鎮座地 | 大沼郡会津美里町字谷地前2657番地 |
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御祭神 | 御田神 |
相殿神 | 扇権現大神、種子蒔稲荷大神 |
例祭日 |
例 祭 旧暦11月10日 神田祭 7月12日 早苗直祭 7月13日 抜穂祭 10月9日 |
当社の御神田である御正作田(みしょうさくでん)の傍らに鎮座し、田の守り神をお祀りしています。年間を通して御田植祭に関わる神事が行われます。
神社名 | 住所・氏子区域 |
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國見神社 |
大沼郡会津美里町八木沢字的場4694 八木沢地区 |
雷 神 社 |
大沼郡会津美里町字館越甲556 高田6区 |
大沼神社 |
大沼郡会津美里町大字勝原字竹原579 竹原地区 |
稲荷神社 |
大沼郡会津美里町字新町382 新町地区 |
水 神 社 |
大沼郡会津美里町字高田甲3000 高田12区 |
神社名 | 住所・氏子区域 |
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熊野神社 |
大沼郡会津美里町字宮腰乙863 安田地区 |
諏訪神社 |
大沼郡会津美里町字宮腰甲1 佐布川地区 |
御舘熊野神社 |
大沼郡会津美里町境野字後田3488 境野地区 |
春日神社 |
大沼郡会津美里町鶴野辺字杉ノ寄乙721 沖中田地区 |
稲荷神社 |
大沼郡会津美里町鶴野辺字廣町丙628 阿久津地区 |
日枝神社 |
大沼郡会津美里町新屋敷字山王塚甲60 新屋敷・新屋敷新田地区 |
白山神社 |
大沼郡会津美里町佐賀瀬川字堂山4155 佐賀瀬川地区 |
八幡神社 |
大沼郡会津美里町佐賀瀬川字宮川2656 佐賀瀬川地区 |
稲荷神社 |
大沼郡会津美里町寺崎字宮ノ前2140 寺崎地区 |
意加美神社 |
大沼郡会津美里町雀林字前坂道4111 雀林地区 |
麓山神社 |
大沼郡会津美里町雀林字科仕沢道北4009 雀林地区 |
※飛地境内社は駐車場がありません。ご参拝の際は近隣の迷惑とならぬようご配慮ください。
朱漆金銅装神輿(国重文)や木造狛犬一対(県重文)をはじめ、御歴代藩主に係る社宝や祭典器具類を展示しています。
開館時間:午前9時~午後4時
拝観料金:大人300円/18歳以下150円
団体割引:20名以上-1割引き
宝物殿のご案内